以下の例のにあるケースの場合、虚空の杯も相殺もどちらも、呪文が唱えられた時に誘発する能力なので<ストーム>や<複製>等の能力でスタックに詰まれた呪文のコピーは打ち消されることはないです。

■例
1.虚空の杯X=2が場にある状態でぶどう弾をプレイ(ストーム5回)
2.ぶどう弾がスタックに詰まれる。
3.ぶどう弾のストームが誘発する。
4.点数で見たマナコストが2の呪文を唱えたので、虚空の杯の能力誘発
5.虚空の杯の誘発型能力でぶどう弾が打ち消される。
6.ぶどう弾から誘発したストーム能力解決、ぶどう弾のコピーx5がスタックに詰まれる。
7.ぶどう弾のコピーx5を解決

■結論
プレイしたぶどう弾は虚空の杯の誘発型能力で打ち消されるが、ストームでスタックに積んだぶどう弾のコピーx5個は打ち消されません(ストーム能力によって呪文のコピーがスタックに積むので虚空の杯の呪文を打ち消す能力が誘発しません)
虚空の杯を相殺に置き換えても同様ですし、ストームを複製等の呪文のコピーをスタックに積む能力も同様です。

■応用
虚空の杯についてはこういうプレイングも出来るんですね。チャリスX=1がなくチャリスX=2だけ置いてあるレアケースに遭遇したことがありませんが…。

1.虚空の杯X=2が場にある状態でタルモゴイフをプレイ
2.虚空の杯の能力が誘発する
3.虚空の杯の誘発型能力をもみ消しで打ち消す
4.タルモゴイフが無事着地する

↑相殺だと3.のもみ消しに対しても、打消し能力が誘発するので相殺には効きにくいテクニック。

■三なる宝球とφマナについて
三なる宝球は最終的なマナコストが3以上になるため、四肢切断を無色1+ライフを4点支払ってプレイしようとした場合は無色3とライフ4点をペイしないとプレイできない。

  …のだが、GP千葉ヴィンテ大会ではジャッジの裁定で『φマナの4点支払いは代替コストではないので、φ2マナをライフ4点で支払うのは無色2マナを支払うのと同義です。』となって三なる宝球がある場で四肢切断がライフ4点ペイと無色1マナでプレイできました。
これ、自分が受けた裁定ではなくて、ギャラリーとして見ていた試合の1シーンなんだけど、ジャッジも人間だから当然、誤裁定してしまうので自分の使うカードはしっかり把握しておこうという教訓。

コメント

大鍋の放浪者
2015年8月29日23:17

周囲のカード(の値段)に気圧される人結構見るわ、ジャッジでもね
千葉ではこっちもジャッジ絡みで1つ有ったから気を付けたい

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